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CHJ

2022.2

更新日:2022年2月19日

日本語論文

訪問意欲を支える完成価値的構造と観光資源の魅力の可視化

ー赤穂市日本遺産の”塩”を活用したインバウンド誘客ー

破田野 智己 竹澤 智美 杉本 匡史 徐 貺哲 森川 貴嗣 東 泰宏 渋田 一夫 長田 典子

IEICE Technical Report 2021-3

◎要約

インバウンド誘客に向け,訪日希望外国人の観光動機を測定・分類。まず観光動機にかかわる国内外の尺度を収集し,各項目の重要度の評定結果を分析して網羅的かつ代表的な項目で構成される観光動機尺度を新たに用いて 8 の国や地域(アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・中国・台湾・香港)に在住する 1157 名を対象にオンラインアンケートを行った。結果,F1.都市 F2.現地 F3.刺激 F4.出会 F5.文化 F6.自然の6 因子が抽出され、得点をもとにクラスタ分析を行った結果,参加者は 欲張り型、一人旅型、休息型、地域体験型、自然型、家族型、ツアー型、気まぐれ型の8 つの観光動機タイプに分類されることと,観光動機タイプによって地域の観光資源の評価が異なることを明らかにした。

◎感想

一口に旅行、観光という言葉で占めても、その動機は様々であること。また目的や重視したい内容も人それぞれ異なることがよく分かった。これから旅行プランを考えていく中で、そのことは忘れては成らないと思う。もちろんプランを作ると言うことはターゲットを絞ることと成り、万人が満足いくように作り上げることは容易ではないと思うが、よく考え誰にどのように喜んで貰えるのか深く考えていきたい。


英語論文


Jacques Denis, NEW DEVELOPMENTS IN BEACH CLEANUP TECHNIQUES,(1983),International Oil Spill Conference Proceedings 279–282.

フランスの海岸は石油によってこれまで何度も汚染させられてきた。数100キロメートル汚染された海をもう一度きれいな状態にするには徹底的な石油の取り除き作業が必要だった。CEDERは海を綺麗な状態に戻すための技術を開発した。農業技術を応用し、海のゴミを除去するための製品を開発し実際にフランスの海辺で実験を行った。海辺のゴミ類や海藻などを拾い集めることができた。CEDERは改良を繰り返しより高度な技術を持ち合わせ現在でも多様な製品を開発している。CHJでも過去にビーチクリーン活動を実施していた。SDGsの社会実現のために私たちが一人ひとりゴミに対して意識するべきだと感じた。


書籍

脱炭素革命への挑戦

堅達京子 NHK 山と渓谷社

2050年脱炭素に向けて舵が切られた日本であるが、その実態は世界の潮流から大きく取り残されている。欧米では野心的な削減目標を掲げ数百兆円規模を脱炭素に投じており、次々と政策や改革を打ち出している。米国ではアマゾンやアップルといった著名企業がこぞって脱炭素に向けた取り組みを開始している。英国でもCOP26のホスト国として既にリードしている。産業としても脱炭素がトレンドに上がるように世界の目はコロナ後に向け、SDGsのみならず脱炭素に注目している。日本として遅れることだけでなく、産業事での対応に着目したいと私は考えている。コロナ禍で最もと言ってよい程ダメージを受けているのが観光業である。コロナ後、世界が再び動き出すときに、同時に脱炭素への動きも加速すると考える。となれば、必然的に社会情勢に合わせた観光の枠組みが少なからず必要になってくると考える。本書は旅行や、観光のために書かれた本ではなかったが、深い結びつきがあると考える。

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